まさか我が家の庭に、あの恐ろしいスズメバチが巣を作っていたなんて。夏の暑さが本格化してきたある日、庭木の剪定をしていた夫が血相を変えて家の中に飛び込んできました。「おい、大変だ!スズメバチの巣があるぞ!」と。見ると、生垣の奥深くに、ソフトボールほどの大きさの、特徴的な縞模様の巣がぶら下がっていました。数匹の大きな蜂が巣の周りを飛び回っており、見ているだけで背筋が凍る思いでした。以前、テレビでスズメバチの危険性について特集していたのを思い出し、これは素人が手を出せるレベルではないと直感しました。すぐにスマートフォンで「スズメバチ 駆除 業者」と検索し、いくつかの業者を比較検討。口コミや料金体系、対応の迅速さなどを考慮し、地元で評判の良さそうな業者に連絡を取りました。電話口の担当者は非常に落ち着いた様子で、こちらの状況を丁寧に聞き取り、おおよその見積もりと作業日程を提示してくれました。最短で翌日の夕方に来てくれるとのこと。その夜は、蜂が家の中に入ってこないか気が気でなく、窓をしっかりと閉め切り、不安な一夜を過ごしました。翌日、約束の時間に駆除業者の方が到着。完全防備の白い防護服に身を包んだ姿は、まるで宇宙飛行士のようでした。作業前に、改めて巣の状況を確認し、手順と安全に関する説明を受けました。作業中は家の中にいるように指示され、窓から固唾を飲んで見守りました。業者の方は、長いノズルの付いた噴霧器で巣に薬剤を慎重に噴射。すると、巣から蜂がブワッと飛び出してきましたが、薬剤の効果か、次々と地面に落ちていきます。しばらくして蜂の動きが完全になくなったのを確認し、巣を慎重に撤去。最後に、戻り蜂対策として巣のあった周辺にも薬剤を散布し、作業は完了しました。撤去された巣の大きさと、蜂の数に改めて驚愕しました。費用は決して安くはありませんでしたが、あの恐怖から解放された安堵感と、プロの仕事ぶりへの感謝でいっぱいでした。スズメバチの駆除は、絶対に専門家に任せるべきだと痛感した出来事でした。
恐怖スズメバチの巣駆除を業者に頼んだ記録