年末の大掃除に向けて、重い腰を上げて換気扇の掃除に取り掛かりました。キッチンの換気扇は、毎日料理をするたびに油煙を吸い込んでいるため、その汚れ具合は想像を絶するものがあります。これまで見て見ぬふりをしてきましたが、さすがに換気能力が落ちてきたように感じ、本格的な掃除を決意しました。まずは換気扇のカバーを外そうとしましたが、長年の油汚れで固着していてなかなか外れません。取扱説明書を引っ張り出して確認しながら、なんとかカバーを外すことに成功しました。カバーの裏側を見て、その油汚れのひどさに唖然としました。茶色く固まった油がびっしりと付着しており、触るとベタベタします。次にファンを取り外しましたが、こちらもネジが油で固まっていて回すのに苦労しました。ようやくファンを取り外すと、その重さに驚きました。油汚れで相当重くなっているようです。シンクにぬるま湯を張り、中性洗剤を溶かしてカバーとファンを浸け置きしました。しばらくすると、お湯が茶色く濁ってきました。汚れが溶け出している証拠です。しつこい油汚れには、重曹ペーストを塗布してしばらく置いてから、古くなった歯ブラシで丁寧にこすり洗いしました。細かい部分の汚れは、綿棒を使って根気強く落としていきました。換気扇本体の内部も、セスキ炭酸ソーダ水をスプレーして拭き掃除しました。長年の油汚れはなかなか手強く、何度も洗剤を付け直したり、こすったりする必要がありましたが、徐々に汚れが落ちていくのを見るのは、達成感がありました。全ての部品を洗い終わり、完全に乾燥させてから元に戻しました。掃除後の換気扇は、まるで新品のようにピカピカになり、換気能力も格段に向上しました。掃除中に苦労した分、達成感もひとしおです。今回の換気扇掃除を通して、定期的な掃除の重要性を改めて実感しました。これからは、もう少しこまめに掃除をして、この状態を維持したいと思います。
我が家の換気扇掃除奮闘記で驚きの汚れと達成感